かつらの歴史や構造について知ろう!

2015年7月5日 kaori.i

かつらの歴史

昔、西洋では、ノミやシラミが流行した事から、衛生状態を保つ為に地毛を短く剃って、人毛を編んだかつらを使用するのが一般化した。
日本では、醍醐天皇(879〜930年)の時代にかつらを使用していたという記録が日本では一番古いかつらに関する記述で残されている。
花嫁のかつらが作られたのは大正の末でしたが、一般的に普及し始めたのは、昭和初期からです。髪結いさんから、美容師になり、今では地髪で結う事も一般ではなかなかないですね。
花嫁のかつらの種類は、文金高島田が一般的で、最も根が高く結われたもので今でも一番格が高いといわれています。他にも高島田、中高島田、芸妓島田など島田髷はさまざまな種類がありそれぞれの格や未婚、既婚の違いで変わります。
今は、自分の髪で結う場合、文金高島田ではなく、新日本髪として結うのも一般的になっています。

かつらの構造

前髪(まえがみ)【額の上の髪を束ねた部分】、

鬢(びん)【左右側面の髪。この部分が耳を基準とし、上がると若々しく、下がると年配になるという】

髷(まげ)【髪を頭頂で束ねて、折り返したり曲げたりする。また今では華やかに遊びを出してあるものもある】

たぼ 【後方に張り出た部分で流れを作ってあるので、襟足も隠れる】

根(ね)【全ての髪を髷にする時に一つに束ねた部分】

そこに根飾りや、島田飾りがつき、花嫁の場合、鼈甲のかんざしや花かんざし。綿帽子、角隠しをつける。